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『映像制作会社』と『動画制作会社』 発注するのはどちらの会社?

執筆者の写真: imd33imd33

更新日:2月5日

映像制作と動画制作。

同じように思われますが、違いがあります。

その違いを解説します!

ちなみに弊社は「映像制作会社」。動画よりも映像を得意としています。


テレビで見せるか?スマホで見せるか?


「映像」も「動画」も視覚的なコンテンツを指しますが、使用される文脈や意味、用途にはには違いがあります。


ちょこっと歴史を追ってみますと、


視覚的コンテンツの最初は、映画です。

連続撮影した静止画像を映写機でスクリーンに映し出したのが映画。

映画を見るのに必要なものは、映写機とスクリーンとフィルムです。

そして、テレビが登場して、テレビで流す視覚的コンテンツのことを映像と言います。

映像と音声を電気的な信号にして、電波によって伝送し、受像機で再生するシステムです。

私たちがテレビと言っているのは、受像機のことでしたが、そこで流れる映像のこともテレビと言っています。


さらに、パソコンやスマホで見るコンテンツのことは、動画と言います。


しかし、

パソコンやスマホでも、映画だって、テレビだって

見ることができるのですが、パソコンやスマホで見ても、

映画は映画というし、

テレビ番組は映像と使い分けています。


ということは、

そのコンテンツがどこで見られるものを想定して作られているのか?

映像と動画の違いかと言えます。


私どもの会社は創業から今も、テレビ番組制作をしています。

テレビで見ていただくことを想定して制作しているので、映像制作会社、なのです。


映像制作と動画制作の制作者の意識の違いは?


映像制作は、テレビ番組制作をしていたり、その経験のある人たちが多いと思います。

彼・彼女たちの意識は、視聴者に理解してもらう。わかってもらう。ということ。

企業や店舗、人、商品、サービス、施設を紹介することに慣れています。下取材をして、構成をたてて、魅力が伝わるように撮影・編集することができますし、共感を感じてもらえるようなストーリーを組み立てることが得意です。


動画制作は、印象に残る一瞬を作り上げることが得意です。視聴者に面白い!と感じてもらえる、短尺の瞬間芸のようなコンテンツ作りに長けています。面白い!おいしそう!楽しそう!食べてみたい!やってみたい!行ってみたい!など、視聴者の気分や欲を引き出すことが上手です。


映像と動画、マーケティングにおける活用の違い


映像制作は、シーンやシチュエーションに合わせて、特殊なカメラや照明、録音の機材を揃えたり、専門のスタッフを配したり、と大がかりな撮影をすることができます。CGやハイレベルの編集技術をもつクリエイターを揃えることで、企業価値があがるCMレベルの映像づくりも可能です。

コンテンツとしては、

創業のストーリー(社史)、社長・創業者・社員のインタビュー、商品やサービスの紹介、

テレビや大型ビジョン、タクシー内で流すCM、説明会や展示会で流す映像、あるいは、説明会や展示会の映像記録などで、企業イメージ、ブランドイメージのアップがはかれます。

また、映像として記録に残しておくときも映像制作会社が長けています。


動画制作は、特別な撮影機材や編集機材が必要なく、クリエイター一人ですべてできる瞬発力があります。この点が映像制作との大きな違いです。企画から納品までが短期間で可能です。

ネットで話題になっているワードや曲、ダンス、テーマなどを即座に取り入れて、自社SNSやYouTube、TikTokなどのプラットフォームに即日アップすれば、拡散されやすく、ユーザーとのエンゲージメントを高める役割を果たします。


簡単にまとめると、下記のように分けられます。


  • 映像: ブランドストーリービデオ、製品デモ映像、企業ブランディング用のCM

  • 動画: YouTube広告、ショートフォーム動画(TikTok、Instagram Reels)、バイラルマーケティングコンテンツ



それぞれの長所と短所


映像制作の長所は、企業や商品、サービスにも人格を持たせて、共感してもらえる、魅力を感じてもらえるような映像を作ることができます。

企業や商品、サービス自体に固定客がついていれば、その人たちをファン層に押し上げる、

ファン層にいる人たちはコアなファンになるコンテンツ作りができます。


しかし、制作者自身がそれらを理解しなければなりません。そのためのレクチャーや対話の時間が必要ですし、構成や撮影プラン、そして編集まで時間がかかります


動画制作の長所は、クリエイター自身もSNSを駆使しているため、「今」流行っている話題をすばやく取り入れた短い尺の動画をつくり、すぐにアップすることができます。

企業や商品、サービスを知らない人に、こんな会社があるんだ!こんな商品があるんだ!と知ってもらう、接触する機会をたくさんつくることができます。

しかし、視聴している人たちも短い時間しか接触しません。次々と流れてくる動画の一つなので、会社名や商品名などの情報まで伝えきれません。



「映像」と「動画」の使い分け まとめ 

用語

特徴

適性

デジタルマーケティングでの活用

映像

ストーリー性、メッセージ性、わかりやすい、高品質、長尺

創業ストーリー、社長・社員インタビュー、採用向け、商品やサービス説明、マニュアル、CM、説明会やイベントで流す映像、あるいはその記録

企業ブランディング、広告、製品デモ

動画

話題性がある、拡散されやすい、面白い、工程が少ない、短尺

YouTube動画、スマホ動画、やってみた動画、拡散用動画

SNS広告、SEO対策、リターゲティング広告

一般的に、ニュースや映画、プロの作品には「映像」が使われ、個人が撮影・配信するデジタルコンテンツには「動画」が使われる傾向があります。

企業ホームページに掲載したり、大人数が視聴する機会、たとえば会社説明会や発表会、ビックサイトなどの展示会で流すコンテンツは映像制作で、拡散力を重視するときは動画制作と考えてみてください。


SEO(検索エンジン最適化)においても視覚コンテンツは重要な役割を果たします。

Google検索では動画コンテンツが上位に表示されることが多く、視聴時間の増加がサイトの評価向上につながります。そのサイトに良質の映像があれば、滞留時間が長くなります。


うちの場合、映像と動画、どちらから作ればいいの?と迷ったら、ご相談ください。

今、必要なコンテンツはどちらなのか、目的や視聴者を設定して、複数のプランをご提案いたします。

お問合せ、ご相談はこちらからどうぞ。











 
 
 

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